「邑南町議会令和4年第8回定例会の一般質問における議員発言について」
邑南町議会令和4年第8回定例会の一般質問において、鍵本亜紀議員から、独自調査に基づくものとして、A級グルメやレストラン香夢里についての発言がありました。
この発言は、以下の点で、事実に反しかつ当社の名誉を毀損するものでした。
- 当社が邑南町からの指定管理により運営しているレストラン香夢里について、町からの財政支援を受けていないにもかかわらず、財政支援を受けているという誤った印象を与える発言
- 当社が邑南町からの委託を受けて育成している「耕すシェフ」が町内で起業して営業している店舗が現在5店舗あるにもかかわらず、現在、これが1つもないという誤った印象を与える発言
- 令和4年度において、当社は、「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」(以下「連合」といいます。)から、年間250万円で事務局業務を受託しており、また、邑南町はこの連合の運営費の一部を負担していたところ、この運営費は、連合の事業費として自治体フェアや食のイベントの開催等の運営費に使われるものです。ところが、邑南町が連合に250万円を支払っており、その250万円がそのまま当社の事務費として費消されるとの誤解を与え、当社が連合の事務のために町から過大な事務費を受領しているとの誤った印象を与える発言
このため、当社は、当該議員に対して、複数回にわたって、弁護士を通じて訂正と謝罪を求めましたが、当該議員からは回答がいただけませんでした。
このような議員の一連の対応は、不誠実と言わざるを得ず、大変遺憾であり、当社としては、強く抗議するものです。
当社としては、本件について、民事及び刑事の法的手続を取ることは本意でないことから、このように事実関係を明らかにすることで、当社の事業及びA級グルメに関わりを持つ皆様の評価に委ね、ご理解を賜りたいと考えた次第です。
なお、当社は、この件につき、まず、邑南町議会に対し議会としての対応を要望しましたが、町議会議長からは、当該議員の個人の問題であり、住民のみなさんに誤解を生じさせることのないようにと当該議員に指導をしたが、議会としての対応はしないとの正式な回答があったことから、上記のように弁護士を通じて、当該議員に申し入れを行った経緯があります。
また、当該議員のこの一般質問での発言がひとつのきっかけとなって、邑南町ではA級グルメについての見直しが進められ、すでに、令和5年度において、町としての「A級グルメ」ということばの使用の取りやめ、連合からの脱退、食の学校の方針の変更、耕すシェフの委託一部取りやめなどがなされており、当社のみならず、A級グルメに関わってきた町内の民間事業者は大きな影響を受け、全国報道による反響も拡がっています。
当社は、A級グルメの理念を維持しながら、町内でA級グルメに関わってきた民間事業者との連携を強めることで、今後も、町の観光振興、産業の発展及び社会福祉に寄与して参りたいと考えております。
当社の取組みにつき、どうぞご理解とご支援を賜りますようお願いします。
令和5年6月20日
一般社団法人地域商社ビレッジプライド邑南
代表理事 寺 本 英 仁